最強防寒着に使われている素材とは?防寒着はどうやって選ぶ?

2023-07-07

寒い冬を乗り越えるために必要不可欠な防寒着。それほど安いアイテムではないため、どうせ購入するならしっかりと防寒できるものを選びたいですよね。そこで今回は、防寒着によく使用される素材の特徴やそれぞれのメリット、デメリットを紹介します。

また、防寒着の選び方についても解説するので、購入する時の参考にしてください。

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防寒着によく使われる素材は、ナイロンやポリエステル、コットンやダウンです。それぞれにメリットやデメリットがあるため、防寒着を着用するシーンや用途に合わせて選ぶ必要があります。

まずは素材ごとの特徴を理解しましょう。

ナイロンの特徴は、水をよくはじいて速乾性があること。雨合羽にも使用される素材なので、急な雨にも対応できます。汚れにも強い素材ですが、万が一汚れた場合でも躊躇せずに洗えて便利ですよ。軽いですし折りたたんでもシワになりにくいため、持ち運びにも適しています。

ただし静電気が起きやすいので、特に冬場は気をつけてください。また熱には弱いため、火に近づけないようにしましょう。

ポリエステルはナイロンと似ており、耐久性があってシワになりにくい素材です。ナイロンよりも熱に強く、長時間日光を浴びてもそれほど色落ちしません。価格がリーズナブルなので、数多くの防寒着に使用されているでしょう。

ポリエステルを原料としているフリースも、防寒着として人気です。起毛素材でありとても暖かく、使い勝手が良いです。ただしポリエステルには、ナイロンと同様に静電気が発生しやすいというデメリットがあります。

コットンは、吸水性に優れており肌触りが良い素材です。染色性にも優れているので、カラフルな防寒着の素材として使われることが多いでしょう。静電気を引き起こしにくいため、冬場に身に付ける防寒着の素材として適しています。

熱や火に強いので、たき火などを行う時にもぴったりですよ。そんなコットンのデメリットは縮みやすいことです。洗濯や乾燥を行う時は取り扱いに気をつけてくださいね。

ダウンというのは、アヒルやガチョウなどの綿毛のこと。長細い羽の間に生えており、ボール状になっています。そんなダウンは保温性が高いことが特徴的であり、体をしっかりと温めてくれます。合成繊維と比較すると約3倍の保温力を持っているといわれており、防寒着としては最強だといえるでしょう。(関連情報 - ユニフォームタウン - 防寒着)

また、ダウンはしなやかで柔らかい素材なので、小さく折りたたむことが可能です。コンパクトなダウンとしてはユニクロの「ウルトラライトダウン」シリーズが有名で、名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

巾着袋に入れて持ち運べるほど小さくなりますよ。

ただし、ダウンは水に弱いというデメリットを持っています。水に濡れると1つ1つの綿毛が空気を維持できなくなり、保温性が衰える可能性があるのです。そのため、雨の日の着用にはあまり適していません。ただし近年は撥水加工が施されたダウンが販売されており、撥水ダウンを選ぶと水に弱いというデメリットをカバーできます。

防寒着を選ぶ時はまず、どの程度の寒さに対応できればいいのかを考えてみてください。たとえば「軽防寒タイプ」は、一般的な寒さの地域での日常使いに適しています。スーパーやコンビニに行く時、出勤時や通学時などは軽防寒タイプで十分でしょう。

外にいる時間が長い時には「通常防寒タイプ」が適しています。アウトドアスポーツや屋外での仕事などを行う場合は、軽防寒タイプよりも保温性に優れているものを選んでくださいね。気温が氷点下になる地域では、「極寒タイプ」を選びましょう。

一日中雪かきを行う際や特に冷え込む深夜に外に出る時は、通常防寒タイプでは物足りないかもしれません。汗をかくかどうかで防寒着を選ぶという方法もありますよ。寒い冬でも、作業やスポーツで身体を動かしていると汗をかく可能性がありますよね。

そんな時は、透湿機能を持っている防寒着がおすすめです。透湿機能があれば汗や水蒸気を外部に排出してくれます。蒸れや汗による不快感が軽減されるでしょう。汗をかかないのであれば、保湿機能が高いものを選ぶのがおすすめ。

体温をキープして温かさを持続してくれますよ。冬場でも意外と汗をかくことは多いので、透湿機能を持ったものと保湿機能が高いもの両方を持っておくと安心です。防寒着は、サイズ選びも重要です。寒い冬にはインナーやセーターなどをたくさん重ね着する人が多いですよね。

したがって、少し大きめのサイズを選んでおくことをおすすめします。重ね着をしても動きやすさが損なわれないでしょう。ただし、サイズが大きすぎると袖や裾から風が入って寒いです。

もともとやや大きめに作られている防寒着が多いため、できれば購入前に試着してくださいね。

保温性の高い防寒着を身につけると体温をキープできますが、他の防寒アイテムと組み合わせることも大切です。たとえば、肌に直接触れるインナーは重要なアイテムです。

保温性や吸湿発熱性に優れたインナーを着用し、体温を逃がさないようにしましょう。一般的なアパレルブランドからたくさん発売されているので、簡単に手に入りますよ。特に機能にこだわりたい人は、スポーツウェアブランドや作業服メーカーが出しているものを選んでみてください。

なお肌に直接触れるものなので、機能性だけでなく素材も重視しましょう。肌に優しいとされているのは、コットンやシルクなどの天然素材です。マフラーやネックウォーマーの着用もおすすめです。首元が冷えるとすぐに全身が冷えてしまうため、重点的に温めてください。

肌触りがよくて高級感があるのはカシミヤ素材です。型崩れしにくくて手入れしやすいのは、ウール素材。ふわふわとした素材が好みの人には、アンゴラ素材がぴったりですよ。マフラーを結ぶのが面倒な場合は、頭からかぶるネックウォーマーを選びましょう。

寒い冬は外に出ることが億劫ですが、防寒着を身につけてなるべく暖かく過ごしましょう。手入れが簡単で耐久性のあるものが欲しい人には、ナイロンやポリエステル素材がおすすめ。肌触りにこだわりたい人にはコットン、コンパクトさを求める人にはダウンがぴったりです。

素材だけでなく、機能やサイズもしっかりと確認して購入しましょう。